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『黒後家蜘蛛の会』のレビュー

■タイトル
  『黒後家蜘蛛の会』(全5巻)
■作者名
  アイザック・アシモフ 翻訳 池央耿
■出版社名
  東京創元社
■発売日
  1976年12月24日(1巻の発売日)


この本の登場人物は7人です。

その7人は、「黒後家蜘蛛の会」という会の会員で、化学者数学者弁護士画家作家暗号専門家の6人に加え、マンハッタンにあるミラノレストランの給仕であるヘンリーです。

このメンバーがミラノレストランに集まり、それぞれの友人・知人を1人ゲストとして招いて推理談義を繰り広げるというストーリーです。

ゲストは毎回悩みを抱えており、それをメンバーが知恵を振り絞って解決するという話です。

その悩みを解決するのは常に給仕であるヘンリーです。

6人が専門知識を活かしてそれぞれ見解を述べ、片っ端から否定されていくのを話を聞いていたヘンリーが最後に残った解決の糸口を提示し、謎を解明します。


メンバー全員個性が強く、好感が持てる人物ばかりです。

特にヘンリーはとても魅力的な人物です。

彼は常に謙虚であり、他の方々の推理を聞いて解答を導き出したに過ぎないから自分はすごくないと言っています。

そんな偉ぶらず控えめな所がとても好印象でした。


雑学知識も得られ、読んでいてとても楽しかったです。

ただ、初めの巻は面白かったのですが、巻が進むにつれ作品の質が落ちていった気がします。

最終巻はトリックが単純で結末も拍子抜けするものが多かったです。

各々の短編の最後に作者のあとがきが載っているのですが、中には読者から苦情が殺到した短編もあったそうです。



『黒後家蜘蛛の会』は1~5巻までありますが、後の巻で前の巻であったエピソードに触れられることがあるので、1巻から順番に読んでいくことをおすすめします。








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